6月25日 土曜日 天気:くもり 路面コンディション:ハーフウエット
公式予選 3位 1’37”459
10時から行われる35分間の公式予選。
土曜夜から朝方まで雨が降り続いた為路面は完全にウェット。幸運にも霧は出ず、2クラスのサポートレース予選の間に路面状況は良くなって来てはいるが、一周に渡ってコースは濡れたままである。
天気予報は夕方まで雨の心配はない為、路面状況が一番良くなる予選時間最後の最後がタイムアタックのチャンスとなる。
まずはレインタイヤを装着しコースイン。走行ラインから乾き始めることを確認。20分を経過した頃に予定通りピットへ戻る。藤岡メカは車体セッティングをドライ仕様に変更と同時に中古のスリックタイヤへ交換し再度コースイン。
ラップ毎に乾いていく路面コンディションを確かめながら周回を重ね徐々にタイムを上げる。迎えたラストラップ。徳留は前半の登りセクションでペースの上がらないライダーに阻まれ大きくタイムロスしてしまう。前がクリアとなったバックストレートからの後半セクターはベストの走りでアタックしチェッカー。タイムは1’37”459。残念ながら連続ポール獲得とはならなかった。
トップタイムは栗原、2番手には伊達が入り、徳留はポールから0.5秒遅れの3番手。
レースは完全ドライのコンディションとなれば1分35秒ペースでの走りとなるだろう。得意のスタートを決めてハイペースでの走りに期待がかかる。
6月26日 日曜日 天気:晴れ曇り 路面コンディション:ドライ
ウォームアップ走行 2位 1’36”046
ウィーク中最も早い8時からのウォームアップ走行。夜のうちに雨が路面を濡らすが、このレースウィークで初めて出た日差しのお陰で路面はドライ。
柔らかめだったリアサスペンションのセッティングを若干変更しコースイン。
雨上がりの路面状況からくるタイヤのグリップはもう一つであるが、事前テストと同等の2番手タイムで走行を終了。
決勝レースはこのウィークで最高の天気に恵まれた。
徳留はフロントローインサイドの3番手グリッドから得意のスタートを決め、トップで1コーナーへ進入し3戦連続のホールショットを決める。
4コーナーで栗原にパスされるがバックストレート先の馬の背コーナーのブレーキングでトップ奪回。トップ徳留に続き2番手栗原、以降古市・菊池・伊達と続き1周目を終了。
3周目になると4位以降は遅れ出す。徳留は1分36秒前半から35秒後半ペースで周回し5周目までトップを守るが、6周目の馬の背コーナーで栗原が徳留をパス。これに唯一KTMを駆る古市がくらい付き3台でのトップ争いとなる。6周目のホームストレートでは古市が徳留をパスするが1コーナーではすぐさま徳留が抜き返す。以後古市は遅れ始め栗原と徳留のマッチレースとなる。9周目に徳留はこのレースのファステストラップである1’35”596をマークし栗原に肉薄。コース前半から中盤は徳留、コース終盤の最終シケインセクションが栗原の良い所。
15周目の馬の背で徳留がパス。その後シケインで栗原が抜き返す。16周目の1コーナーでは徳留が前。2コーナーで栗原が抜き返す。17周目も同じように1コーナーで徳留が前に出るが2コーナーで栗原が前に出る。馬の背で徳留、シケインでは栗原と両者引かず2台のバトルはコーナー毎に抜きつ抜かれつを繰り返しながら20周目のファイナルラップに突入する。
バックストレート先の馬の背では栗原がインを抑えブロック。立ち上がりでぴったりと徳留が食らいつきコース後半区間へと向かう。トップ争いがSPコーナーに差し掛かり、ここから最終ラップの逆転劇が期待された矢先、驚きの結末が待っていた。何と突然の赤旗が掲示されたのだ。後方で転倒がありマシンがコース上に残ったことが原因。このためチェッカーフラッグを受けずして18周目通過の順位でレース成立。栗原・徳留の順位となった。
ポイントランキングでは栗原がトップ。2位に僅か5ポイント差で徳留が続く。次戦は9月24・25日の岡山ラウンドとなる。