2008 第二戦筑波サーキット
 



ドライで抜群の速さを見せているが、決勝で実力を発揮出来ずにいた前半戦。

九州オートポリス戦後、長かった約3ヶ月のインターバルを終え、迎えるは第4戦目となる東北宮城県のスポーツランドSUGO大会。
一週間前に行なわれた事前テストでも好調を発揮し、クラストップタイムをマークしており期待が持てる。
また、雨となりウェットとなった木曜日と金曜日のフリー走行では、若干苦手意識のある雨を克服し始めており好ペースで周回している。

》スポーツランドSUGOウェブサイトヘ

 



 

コース上はウエット。
しかし125の予選前には乾いた部分が多くなり、ハーフウェット路面での予選となる。
時間が経過し走る度に乾いていく路面状況なので、このままなら終盤にドライとなった時が勝負。
コースイン後徐々にペースを上げてスリックタイヤでの周回を重ねていたのだが、予選中盤予想外のアクシデントが起こる。
シケイン手前高速右110Rで遅いマシンを抜き去ろうとした際、一部的に濡れていた路面でタイヤを滑らし転倒を喫してしまったのだ。
何とか再スタートを切るがマシンの損傷は大きくピットへ戻る。
修復には時間がかかるので今回登録していたTカーで再スタートを切ることに。しかしタイヤにウォーマーがかかっておらず、全くグリップが得られない為かペースが上がらず下位に沈んでいた。

そして、タイヤのフィーリングの良くなった最終ラップに、鬼気迫るような走りを見せ一気に4番手へ浮上。
ほんの僅かな差でフロントローは逃したものの予選結果は2列目4番手。

確実に雨と発表されている決勝ではあるが、まずは好スタートを決めて行きたいところだ。


 
 

 

雨の多くなった朝のウォームアップセッションでは、マシンの最終調整を行ない、またセッティングを再度詰める作業を行なった。



 

 

 

天気予報の通り朝から雨が路面を濡らし、完全なウェットコンディション。

2列目4番手グリッドからGP125のレースがスタート。
スタートを成功し3位で1コーナーへ進入。路面の状況を確認しながらの展開で1つ順位を下げ1周目を4番手で通過。

6周目にトップを走る山田が転倒し3位へポジションアップ。
ハイペースで前を行く竹内に追い付き、攻略を見計らっているに間に雨が激しくなる。
路面の水の量が増えるとペースが上げられ無くなり、菊地と日浦に接近を許すことに。7周目に菊地にパスされた後、前を行く竹内が転倒し一旦3位となるが、その後日浦にもパスされ4位に落ちてしまう。
そのまま終盤まで順位に変化は無く、出走39台中19台がリタイアするという波乱のレースを我慢の4位でのゴールとなった。

 

徳留のコメント

ドライの事前テストではいい感じで走れていたんですが、レースウィークはずっと天気が良く無かったですね。雨ではなかなか攻め切れませんでした。
レース序盤はまだ良かったのですが、雨が多くなったら接地感が得られずペースを保てませんでした。
しかしランキング上では依然トップです。
このSUGOのレース後の鈴鹿テストでは、ウェットでもドライでもとても気持ちよく良いペースで走れています。
残り2戦は気持ちを更に込めて走り切ろうと思います!