2008年ロードレース全日本シリーズ開幕!2008年ロードレース全日本シリーズ開幕!



好調だった昨年と同体制であるTEC.2からの参戦が決定。
4スト250との混走元年となった全日本GP125クラスへ、2ストロークTZ125でチャンピオンを目指し臨む事となった。

シーズンオフに十分なテストをこなすことは出来なかったが、それでもマシン・ライダー共に上々の仕上がりである。

2008年全日本ロードレース選手権は、徳留が全日本選手権開催サーキットの中で1番苦手としている栃木県ツインリンクもてぎでの開幕となる。昨年の開幕戦ツインリンクもてぎでは、予選での転倒で負傷し、怪我を押しての決勝出場で9位となっている。

レースウィークの木曜日・金曜日に行われた合同走行では、良い滑り出しでトップタイムを再三マークし好調振りをアピールしている。

 

 

 

予選トップタイムをマーク!幸先良くポールポジションを獲得

4月5日土曜日 天気 晴れ

☆公式予選1回目☆ 
路面コンディション:セミウエット→ドライ 2’02”310 
1位 暫定ポール
 
 

8時半から公式予選1回目が始まった。前夜の雨の影響でコース上は若干のウエットパッチとホコリが残り、路面のグリップは低下していたが、それでも予選の終盤になると自己ベストタイムを約1秒も詰め、予選トップタイムをマークした!


 
 
 
☆公式予選2回目☆ 
路面コンディション:ドライ 2’01”314 1位 ポールポジション
 

 

来、徳留にとって苦手意識のあるストップアンドゴーのサーキットであるツインリンクもてぎ。しかし昨年以上にマシンとライダーの仕上がりが良く、単独でも安定した速いペースで周回を重ねる。予選の中盤には、午前中に自身がマークした暫定ポールタイムを、あっさり1秒も更新する2分1秒314をマーク。その 後クリアラップが取れずにいたが、最終ラップには更に区間タイムを切り詰め、コースレコードである2分0秒台が望めるペースでアタックをするが、コースの終盤区間で遅いマシンに前を塞がれてしまい、更なるタイム更新とはならなかった。結果、中盤にマークしたタイムで昨年の筑波以来のポールポジションを揺るぎ無いもの とした。

 

2007鈴鹿サーキットART走行
 
4月6日 日曜日 天気 晴れ 
☆ウォームアップ☆ 路面コンディション:ドライ  2’02”825 
2番手
 

 

面温度が低く、またクリアラップがなかなか取れないままマシンチェックを行い、朝のウォームアップを2番手で終えた。


激しい追い上げの展開となった決勝。3戦連続表彰台獲得!激しい追い上げの展開となった決勝。3戦連続表彰台獲得!

 

 

 

☆決勝レース☆ 10周 路面コンディション:ドライ
わずか10周の短いレース。その為スタートは非常に重要となる。
まずまずのスタートを切り1コーナーへは2番手で進入。タイヤの温まりを待つ間に、2台に抜かれコントロールラインを4位で通過。タイヤの温まりと同時にペースを上げ、5周目までに一気に順位を挽回。満を持してトップへ浮上するが、1周後には再度トップの座を明け渡す。


 

 

 


そしてペースアップ中の7周目の第3コーナー、スロットルの開け始めで大きいハイサイドを起こしコースアウトを喫してしまう。これにより5台のトップ争いからは約3秒ほど離される。残りは僅か3周。好調の徳留であれば展開によってはもう一度追い付く事が出来るかもしれない。

しかし、このあたりから特有の深いブ レーキングから高い速度でのコーナーアプローチが出来なくなるサスペンショントラブルが発生してしまう。攻めのライディングに水を注すかのように激しいチャタリングが起こり、前を追い詰められない。トップグループからやや遅れを取った1台を、最終ラップの90度コーナーの突っ込みでパスするのがやっとで、開幕戦は4 位でゴールとなった。


   

徳留のコメント

苦手なもてぎのコースレイアウトが好きになりました。
普段から頑張ってマシンを速くしようとか、僕に合わせようと努力してくれているチームのお陰です。
コースアウトしてしまった時は正直、「悪夢だ」と思いましたが、更にサスの調子も悪くなってしまい脅威の追い上げも出来ず悔しいです。
次回は連休明けの筑波ですが、サスペンショントラブルの原因も解決出来そうなので、僕自身も楽しみにしています。
今年も宜しくお願いします。