2007年全日本の2戦目は茨城県の筑波サーキットでの開催。筑波サーキットの特徴は、全日本選手権の開催されるサーキットの中で一番小さく、1周僅か2キロしかない。そのため一周のラップレコードは1分を切るほどの短いテクニカルサーキット。 前回のツインリンクもてぎで負った仙骨の骨折も、約一ヶ月の入院生活でほぼ癒え、短期間ではあったがリハビリを行い、筑波のレースウィークを迎えることとなった。 退院数日後、短時間ではあったが筑波で事前テストを行う機会に恵まれた。前述の体力の低下には直面したものの、短い走行時間の中で好タイムを記録。上々のフィーリングを掴む事が出来ていた。レースウィークの金曜日にはART合同走行が行われ、1回目はグループ2番手タイムと上々のスタート。 2回目は違うタイプのタイヤテストと、それに合わせたサスセッティングに時間を費やした。 |
5月12日土曜日 天気 晴れ ☆公式予選1回目☆ 路面コンディション:ドライ 1’00”034 トップタイム |
徳留は予選開始早々ハイペースで周回。リーダーボード3番手以内にポジションを終始キープ。 最終コーナーでの旋回中に問題を抱えてはいるが、それでも終盤には昨年の自己ベストタイム 続くBグループでも徳留のタイムを更新する者は現れず、予選1回目総合で暫定ポールとなった。 |
☆公式予選2回目☆
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気温・路面温度共に上がった午後の予選2回目では、決勝へ向けてのマシンチェックに終始。足回りのセッティングも1回目と同じセットのままで望んだ。路面温度の上がった条件下でどのような変化が起こるか試す為でもあった。 |
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5月13日 日曜日 天気 くもり ☆ウォームアップ☆路面コンディション:ドライ 1’00”347 2番手 |
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予選日までの晴れた天候と打って変わって決勝日は曇り空。ウォームアップでは前後共に中古のタイヤを装着し、レースへ向けての最終チェックとなった。
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☆決勝レース☆ |
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1つはスタートの練習を何度が試したが、それがうまく行っていなかったこと。もう1つは徳留の指示不足で決勝タイヤにウォーマーがかかっていなかった事。路面温度が高ければまだ良いが、今日は曇り空で路面温度も低め、タイヤの温まりも遅い。せっかくのフロントロースタートであるが、タイヤが温まっていない序盤は必然的に我慢の走りを強いられる。 グリッド3番手の富沢が、朝のウォームアップでタイムを59秒台に入れており、レースでは序盤逃げられないように注意が必要なのだ。 午前11時決勝がスタート。まずまずのスタートを切ることが出来、1コーナーを4番手でクリア。 中でも2番手を行く富沢が6周目にトップに出たのを見逃さず、徳留も仲城をパスし3番手へ。 終盤には3位以降と約9秒の差をつけることとになりマッチレースとなった。迎えた最終ラップ、それまで何とか必死についてきていた感のあった岩田が、1コーナー進入で徳留をパス。ファイナルラップの攻防は最終コーナーまでもつれ込んだ。コーナー進入スピードと脱出加速で一気に差を詰め再逆転に賭けた。しかし残念ながらほんの僅か及ばず、全く同タイムゴールながらかなり惜しい2位でのチェッカーとなった。 |
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抜いた後岩田選手が頑張って付いて来ていたので、一度様子を見ることも考えましたが、パスするのに意外と苦労したので、自分のペース逃げようと思っていました。もちろん勝ちたかったですがしょうがないです。ちょっと組み立てミスでしたね。でも調子良くなり、ようやくレースらしいレースが出来るようになったし、苦手な筑波で予選ポール決勝も2位表彰台に乗れたことは嬉しいです。 |