9月24日 土曜日 天気:晴れ 路面コンディション:ドライ
公式予選 2位 1’37”198
8時50分から行われる35分間の公式予選。
昨日と打って変わって路面は完全に乾き、予選はドライコンディションで行われた。
セッション開始早々、伊達が1分37秒994でトップに立つが、それを栗原がコンマ1秒上回る。徳留は1分38秒0で3番手につけている。
セッション序盤、転倒者がコースに残った事で赤旗が掲示され予選は一旦中断となる。
セッションが再開されるとサスペンションのセットを変更した徳留が37秒487をマークしてトップタイム。予選終盤には、栗原が37秒386まで更新しトップ。
その後再びピットでセッティングを詰めた徳留がタイムを更新し続ける。タイムの上がらないマシンに前を塞がれるシーンが多い中、37秒198をマークしトップタイムを更新する。しかし最終周に栗原がこれを更新。徳留は残念ながら僅か100分の4秒及ばず予選2番手となった。
ポールポジションは逃したものの、アベレージタイムでは栗原を上回っている。
レース当日はドライコンディションとなる予報。予選タイムを見るとランキングトップの栗原と5ポイント差で追う徳留のマッチレースとなる可能性が極めて高い。
9月25日 日曜日 天気:曇り 路面コンディション:ドライ
ウォームアップ走行 1位 1’37”681
早朝8時から15分間のウォームアップ走行。曇り空の為気温は上がらず路面温度も低め。
予選から若干セットを変更しコースイン。
タイヤの温まりとセットの方向性を確認しながら周ごとにペースを上げ、トップタイムで走行を終了した。
“晴れの国岡山”ではあるが曇り空が広がる。
徳留はフロントローの真ん中2番手グリッドから好スタートを決め、栗原に次ぐ2番手で1コーナーへ進入。2コーナーまでに伊達と安村に先行を許し4番手。
トップに立った伊達を先頭に徳留はコントロールラインを4番手で通過する。
2周目、バックストレートからのヘアピンのブレーキングで伊達と安村2台をパスし2番手。トップ栗原のペースは思いのほか上がらず、3周目のヘアピンで徳留がトップに浮上する。
5周目になるとペースの上がったトップ二人に対し3番手以降が離され始める。1分37秒半ばでコンスタントに周回する徳留に付いてきたのは栗原のみ。9周目の1コーナー進入で栗原がインに入るが、徳留はクロスラインでトップを守る。栗原はアットウッドカーブでも仕掛けるがクロスラインで徳留が前。13周目終了時点で後続に対し5秒の差となっている。
徳留の背後に着けていた栗原は、14周目、マシンの速さを生かしヘアピンでインから徳留に並び一旦前に出るが、余裕を持って徳留がインを刺し返す。
翌15周目のヘアピンでも栗原が徳留のインに並びトップに立つが、翌16周目の1コーナーのアプローチで徳留がトップを奪い返す。
17周目のヘアピンでかなり強引にインを刺す栗原。しかし大きくラインを外し徳留がトップをキープ。18周目も同じ突っ込みで栗原がインへ、しかし大きくはらみ徳留が前。この執拗なまでの強引な突っ込みを巧みにかわしながら徳留はトップを走行し続ける。
レースは遂にファイナルラップを迎える。1コーナーで栗原が強引にインへ。膨らんだ栗原を難なく徳留が奪い返す。アトウッドカーブでも栗原がインに切れ込むが大きく膨らみ徳留のトップは変わらない。そしてバックストレートでラインをインサイドに取った徳留に対し、栗原がマシンのスピードを生かし徳留をアウトサイドから追い抜き、更に徳留の走行ラインを塞ぐ形でインサイドへ向かいながらヘアピンへのブレーキングを開始。マシンコントロールを失った栗原は止まり切れずコースオフしそのまま転倒。徳留は煽りを喰らいながらもトップを守り切り今季2勝目のチェッカ-!結果、10秒後方の2位に山本、3位に安村となった。転倒した栗原は再スタート後5位でフィニッシュ。
ポイントランキングでは徳留が逆転し92ポイントでトップ。2位に88ポイントで栗原。3位は59ポイントで安村となっている。
次戦は11月5・6日。遂に最終戦となる鈴鹿MFJ-GPだ。