迎えた決勝日。好天に恵まれたツインリンクもてぎ。 朝8時スタートと更に早い時間帯ではあるが土曜の予選よりも気温は上がり、同時に路面温度も上昇。さらに暑くなるであろう決勝レースに向けマシンの状態を確認する。予選時に比べマシンの加速性能とタイヤとサスペンションの動きに変化を感じていた。 タイムは2’03秒留まりの10番。
ウォームアップ走行後、気温も路面温度もどんどん上昇し、レーススタート時点で気温は27度まで上がる。今回は全日本としては異例の20周の周回数。 特にレース後半に強さを見せる徳留にとって長丁場のレースは好都合でもある。
2列目からのスタートはまずまずだったが、1・2コーナーでペースを乱してしまい8位でクリア。しかし続く5コーナーで宇井と真崎2台をパスし6番手に浮上し1周目を6位で通過。2周目に真崎に抜かれ7位。
3周目には三原をパスし6位。5周目には唯一KTMを駆る古市をパスし5番手へ浮上。順位を挽回していく時点で國峰と水野のトップ2人に離された形となり、2番手集団は真崎、栗原、古市、徳留の4台。
6周目には栗原を抜き4位。9周目には真崎をパスしグループトップの3位に上がる。翌周2台に先行されるが、レースを折り返した13周目には再度3位に上がりラップタイムの上がらない集団を引っ張り始める。後続はスリップを使い付かず離れずの展開。 残り2周となったところでトップ争いの國峰が転倒し自動的に徳留が2位に浮上。
迎えたラストラップ。5コーナー進入で栗原が徳留のインを取るも立ち上がりで失速。徳留は前を塞がれ行き場を失う間にアウトから真崎が2台をパス。バックストレートでも得意の90度コーナーでも順位を上げられず、4位で最終コーナーを立ち上がるが加速に勝るKTMの古市にコントロールラインまでにパスされ残念な5位フィニッシュとなった。
悔しいです。 序盤順位を上げる間にトップ2人は離れてしまっており、追い付いた3位集団はペースが上がらず、トップに離されていきました。中盤に差し掛かり前に出たところで自分自身のペースで集団を引き離そうとリードしました。タイヤにとっては厳しい状態でしたが、かえって旋回性も上がり特性を掴みやすく集中してコントロール出来ました。後方ではスリップを使い終盤戦に向けての温存作戦をしているようでした。十分引き離せなかったのが敗因。ラストラップには順位を落としてしまいました。 このウィークは終始コーナー突っ込みで無理が効かず、得意のブレーキングに自信が持てませんでした。エンジンに関しては低速コーナーからの加速で他に比べ遅れが目立ち、厳しい状態でした。 あまりにも悔しいレースを2戦連続で続けてしまい、残念に思います。 次戦のSUGOでは必ずいいレースが出来るように立て直します。 若手の活躍は目立ちますが、反面、積極的に前を追おうとするがむしゃらさが感じられません。最後に前に居ればいいという守りのレースが目立ちがっかりしています。