朝方、雨がコースを濡らしたが予選前にはドライとなった。
鈴鹿サーキットで最もスピードの乗る1コーナーと130Rというハイスピードコーナーを得意とする徳留だが、その2箇所のセッティングが出せないでいた。「コーナーを他よりも一回り速く走る」必要があるのに、レベルを落としたスピードで突っ込んでもフロント周りが激しく暴れてコースから飛び出しそうになるの だ。
他のコーナーではそれほどの問題は起こっていないので、重要なその2箇所の為にバランスを含めて車体のセッティングを変更していく。
予選中は何度もピットへ戻っているため、タイム計測されない状態が続く。
徳留がよく言う「ピットインの嵐作戦!」というやつだ。
なかなか決まらない足回りではあるが、このままでは下位に沈んでしまう。
そして予選も最終ラップとなる周、ごまかしながらも自己ベストタイムを更新するペースでのタイムアタックに入る、が高速のダンロップコーナーで転倒したライダーのマシンが、不運にもコースのライン上に横たわり、これに道を塞がれることに。事故回避のためにアクセルを戻さざるを得ないため大きなタイムロスとなる。
結局、数周前に記録したタイムがベストタイムとなってしまい予選順位は3列目9位となる。
しかし、足回りのセッティングは良い方向への兆しは見え始めており、明日の決勝では抜群のコーナーリングでの追い上げを敢行したいところだ。
まず好スタートを決めて昨年同様の目の覚めるような追い上げが見たい。
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